ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2017.12.1 04:34政治

立憲主義は本気なのか?


辻元清美がなぜ憲法改正を嫌がるのか全然分からない。

現実に解釈改憲だらけで、9条は自衛隊のまま集団的自衛権が

容認され、その他の憲法条項も守られていない箇所ばかりじゃ

ないか。

 

森友加計学園も公務員の義務や国家の財産の処分を規制した

憲法に違反してるし、共謀罪も内心の自由を侵す憲法違反

ではないか。

現在の憲法はもう、つぎはぎの穴ぼこだらけで、権力が憲法

を無視しまくり!

すでに死文化してるじゃないか!

 

わしは「立憲主義」を冠した政党だから、必ず立憲主義を

完徹することにアイデンティティーを置く政党のはずだと

思って応援してきた。

立憲民主党は、全野党の中で最もアイデンティティーが

はっきりしている。

希望の党も民進党も維新の会も、何をやりたい政党なのか

全然見えないから、早晩消えていく。

 

立憲主義を蔑ろにするなら、立憲民主党の党名を変えるか、

立憲民主党から出なければならない。

新しく「護憲党」か「9条党」を作って、護憲派サヨクを

糾合してほしい。

 

安倍政権の「加憲論」は米国に追従して「侵略戦争」に

荷担する道である。
一方、「護憲絶対盲従派」は結局、集団的自衛権の

容認派であり、対米追従派であることに変わりがない。

 

安倍政権と護憲派は同じ穴のムジナなのだ。

どちらも「侵略戦争容認派」である。

 

わしは違う。「侵略戦争否定派」である。

一番、平和主義なのが、わしや山尾志桜里や「ゴー宣道場」

の支持者たちである。

「ゴー宣道場」の支持者たちよ、我々は「平和主義者」だと

誇っていい。

我々は「侵略戦争」を防ぐ者たちだと誇れ!

安倍政権と護憲派は、共に「侵略戦争容認派」だという

認識に立つべきである。

 

憲法に関する国民的議論を巻き起こすために、安倍加憲を

「発議」すべしとあえて言おう。

いつまで惰眠を貪っているのだ、この国の畜群どもは!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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